母さんがどなればどなるほど

成績が残せるのだと思います。

ですから、一概にイケマセンと禁ずるのではなく、たとえば優れた文学などへも自然に目が向くように仕向けるべき、とすでに述べましたそういったこととともに、テレビやマンガの中でも何が良い作品で、何が見るだけの価値のないものなのか、子供一人で判断できるを養ってやることも、非常に大切なのです。ただ単にこれは良いこれはダメと、親のほうからの一方的な選択で頭ごなしに押しつけても、自分自身で物事を批判する力は身につきません。
とくに注意しなければならないのは、本人が面白いとか面白くないとか感ずる以前に人気があるから友だちがみんな見てるからという理由で、漫然とテレビを見たりマンガを読んだりしている子供です。
子どもたちもそれに応えて

母さんがの?

子どもが作

放っておくと、すべてにおいて無批判のまま周囲に流され行動するような人間になってしまいます。友だちに誘われるまま非行を繰り返したりみんながやっているからいいやといじめに参加する子供も、多かれ少なかれそんな傾向を持っています。運が悪ければ、もっと大きな落とし穴が待ち受けていないとも限りまさて、子供自身の判断力·批判力を養うためには、その作品のどこが好ましいのか好ましくないのか、なぜそうなのかを、最終的に自分の頭で考えさせることですたとえば子供が夢中になって見ているテレビ番組が、親の目からは残酷な暴力シーンばかりで、見て欲しくないようなものだったとしましょう。


子供が小さな家出
子供が小さな家出

体験した大人の側

教育の男性化まず子供がどこをそんなに面白いと感ずるのかを、ひとまず小言抜きで聞いてやった上で、「だけど、あんなに簡単に人を殺したり乱暴したりするのって、どうなのかなあ。たとえテレビでも、お母さんはいけないことだと思うけど」など、相手の年齢にふさわしい問題提起をしてみてください。そして、あくまで子供の側からの解答を引き出す努力をするのですもっとも判断力も批判力も問題にならないほど幼いうちでしたら、好ましくないものは親の権限で目に触れさせないようにするのが最良の策であることはもちろんです。
子供を計るモノサシは一つ持ちましょう【禁句】「こんなこと、他の子はみんなできるのよ。
あなただけできなくてどうするのよ」
【名句】「前は書けなかった字が、こんなに書けるようになったね。
やればできるじゃない」
子供を計るモノサシは二つあります。
子どもたちもそれに応えて母さんも前にそう言われたの。同じ年の子供たちとの比較から発達の程度を知るのモノサシ
と、その子自身の中での成長を計るたてのモノサシです。あなたはそのどちらを、より多く使っていますか。
理想的には、二つのモノサシは同じ程度に重きを置かれるべきだと思います。昨日まではどうしても上手に靴のボタンがとめられなかったのに今日は一人ではけた、一年前にはとても難しいと思っていた本を、今はスラスラ読めるようになった!

いじめつ子と気がついて

少しずつではあるけれど、一日一日充実してゆく子供の能力をキメ細かに観察してあげられるのは、お母さんをおいて他にいません。
その一方、この年齢にはどんなことを教え、なければならないでしょう。
できるようにしてやればいいのかも考えところが、子供というものは、どの子も一様に成長していってくれるわけではありません。おマセな子もいれば、奥手の子もいます。呑み込みが早く器用なタイプもあればじっくりと取り組んでこなしてゆくタイプもあります。成長が早い子はいいのですが、遅い子の場合、お母さんはがぜん横のモノサシばかりが気になって仕方がなくなるのですこんな子にこそ逆にたてのモノサシを多用してあげたいものです。たとえば勉強の面で他の子より少々遅れ気味だとしても、その子自身の中での着実な伸びが認められればあまり焦ってお尻を叩かないことです。お母さんの焦りは子供に落ち着きを失わせ
こんなこともできないのの一言が、自信とやる気を奪います。
子どものバイオリズムをよく見て


母さんに時計を見せられて
母さんに時計を見せられて

母の返事には不満でした。

もっと長い目で他のお子さんたちに追いつくことを考え、その子なりの目標を小刻みに立てて、とりあえず一つの山を越えるごとに
よくやったとほめてあげましょう。グラフ状の計画表をつくって、やり終えたところを色鉛筆でぬりつぶしてゆくのも励みになります。どんなにスローテンポでも、努力のあとが見える限り、叱らないことです。
ほら、こんなにできるようになったじゃないの。やればできるのよ
カメさん型の子供には、お母さんのほめ言葉が何よりの活性剤なのです。
可能性を踏みにじる一言【禁句】
そんなことばかりできても、しょうがないでしょ。
勉強と関係ないじゃないの【名句】へえ、あなたは本当に絵を描くのが上手ねえ
漫画家の福地泡介さんが、何かにこんなことを書いていらっしゃいました。

子どもの前に謙虚でなければなりません。

子どもたちもそれに応えて

母さん聞いてくれてありがとう

【名句】マンガにもいいお話があると思うけど、今度はお母さんが感動した本も読んでほしい
何を読んでいるのかと思ったら、またマンガなの。そんなくだらないものにばっかり夢中になってないで、たまにはタメになる本でも読んだらどういつもそんなふうに叱られているメグミちゃんは、普段は唇をとがらせながらも、しぶしぶマンガ本を閉じるのですが、よほど不満に思っていたのでしょう。ある日のこと、マンガ雑誌やマンガ本を両手にいっぱい抱えてきて、こう言いました。
「お母さんはくだらない、くだらないって言うけど、読んだこともないのに決めつけないでよ。これはみんな、私がすごく感動したものばっかりなんだから」
その表情があまりに真剣なので、お母さんは少しばかり圧倒されてしまったそうです。
子供がマンガやテレビに熱中していると、そのぶん勉強してくれればという気持ちも手伝って、ついそんなくだらないものと言ってしまいがちですが、それらの中にも優れた作品があるのは事実です。やみくもに禁ずるのではなく、メグミちゃんのようにこれはいい話なのよと子供から言ってくるのであれば、一緒に見たり読んだりしてあげてはいかがでしょうか。
教育的状況ではないだろうか。

母親だったのがだんだん大きくなる

勉強したい

たとえ結果的に大人の目からは面白いと思えなかったとしても、子供が今どんなことに興味を持っているかが分かりますし、内容について親子で話し合ってみるのもいいと思いますとは言え、マンガやテレビばかりでは、やはり心配でしょう。考える力や豊かな表現力を身につけさせるためにも、ぜひ活字に親しませたいところです。単にこれはダメ。
こっちを読みなさい
と押しつけたところで、子供にとっては苦痛なだけですから、今度は、お母さんがすごく感動した話を、あなたも読んで欲しいわ
などと水を向けて、少しずつ良いものを与えてゆきましょう。本当にすばらしいものに出会った時、子供は自然にそれ以下の存在には興味を示さなくなるものです。
また、子供が本を読んでいる間は、お母さんもそばで、自分のための読書をすることをおすすめします。
たまには名作を読んだらどう?と言っているお母さんが、週刊誌の芸能スキャンダルばかり読んでいるのではお話になりません。
時間や曜日を決めて、家族全員で読書会をやるのも大変結構です。


小学校六年のとき
小学校六年のとき

子どもの心情をくみ取りながらはずしてやることだ。

保育園年中組の京子ちゃん。そして自分の読んだ本の内容を紹介し合ったり、互いに感想文を見せ合ったりできれば最高だと思います。
ただ読むだけの読書で終わらせないために【禁句】「あら、もう読み終わったの。
偉いわね。
じゃあ、また買ってあげましょうね」
【名句】
読み終わったの。
どうだった?
どこが面白かった?
子供を何とか読書好きにしようと、新聞、せっせと本を買い与えるお母さんがいます。
り効果は望めません。せっかく買った本も、けです。
雑誌の書評や学級だよりの読書案内を見てはけれども、ただ点数を増やすだけでは、あま本箱の隅でむなしくホコリをかぶってゆくだ読書の習慣をつけさせるには、まず子供が一番興味を持っている分野の本からスタートしましょう。
子どもに向き合うかが問題なのです。中学校で学んだのですが特に公立必ずしも世界名作全集の類いでなくて構いません。たとえば星やロケットが好きなら、子供向けの天文学の本ですちょっと難しくてとっつきにくいようでしたら、子供にもページを見せながら、最初はお母さんが読んであげます。もともと興味のある話です。内容について質問してきたら「えーと、あ、それはここに書いてあるわ。短いから、ちょっと読んでごらん」
と、だんだん自分で読ませるようにするのです。
こんなお気に入りの本を買い与えるのは、誕生日やクリスマスなどの節目が良いでしょう。ワクワクする特別の日に買ってもらったものは、普段より何だか価値があるような気がします。それも一緒に本屋へ連れて行って、どの一冊にするかを親子でじっくり相談して決めましょう。

子どもをだますことにすっかり慣れっこになっていて

値打ちも倍増するというものです。
少しずつでも読むようになったら、ここでぜひ注意したいのは、決して読みっぱなしにさせない、ということです。その意味でも、新しい本をあまり次々と与えすぎるのは感心しません。まだ読み終わらないうちに次の一冊を与えるなど論外です。
読書がなぜ心の糧になるのかを考えてください。本を読むことによって、何かを感じたり考えたりするからです。感激のまったくない読書なら、無意味です。
母さんの姿がそこここに見られます。


母の手がある
母の手がある

子供に落ち着きを失わ

ですから子供が一冊読み終えたら、何を感じたか考えたか、一言でもいいから必ず感想を求めましょう。
また書くことは、読むことと同じく、情緒を豊かにし、考える力をつけるのに大切ですから、感想文を書かせるのは、なお良いことです。長くなくてもいいのです。低学年なら「面白かった。途中ちょっと可哀相だったけど、最後は幸せになって良かったと思います」
この程度の簡単なものでも結構です。そして子供の感想文には、忘れずにお母さんが赤鉛筆で返事を書き添えてやり、その上で次に読む本を与えましょう。
良いものと悪いものを見分ける力を【禁句】
この番組はとてもためになるのよ。
そんなくだらないのを見るなら、こっちになさ【名句】「その番組、どんなところが面白いの?
そう、でもお母さんはこう思うのよ」
一般に子供はテレビやマンガが大好きです。親にとっては悩みのタネの一つでしょうがそれらのすべてが悪いわけではなく、テレビ番組にも感動的なもの、くだらないものがぁり、マンガにも名作と駄作があります。

育てるという大切な役割を持っているのです。