子どもの親は言う。

先生の立てる物音

二学期が始まった日、シゲル君も張り切って計画表を作り、勉強の予定がバッチリと書き込まれた紙を、誇らし気にお母さんに見せに来ました。どちらかと言えばのんびり型のシゲル君が珍しくやる気を見せたので、お母さんも大喜びしたのですが、三日もたつと雲行きがどうもあやしいのです。早くも計画どおりには進まなくなってきたのでした。
それでもシゲル君はすぐに取り戻せるさ
と笑っていたのですが、一週間目には計画さんは、思わずキツイ言葉で叱りつけてしまいましたでも、ちょっと待ってください。本当にシゲル君の失敗は、根気の無さが原因だったのでしょうか。そもそも計画自体に、無理はなかったでしょうか。
大人でさえ、ペーパープランの段階ではついこのくらいできるだろうという気になるものです。慣れていない子供ならなおさら、とても実行不能な計画を立ててしまうこともあります。
育てようと決意した末にわが家にやってきた里子

経験でも牛乳はたしかに下痢することがあると思う。

母が早く死んで不幸だったと思いつづけて生きてき

まずは自分からやる気になったことをほめた上で、お母さんが目を通してあげてくださいどうしても自分の計画でやるのだと言い張るのなら、しばらく様子を見ます。そして挫折した時点で、プライドを傷つけないように、適切なアドバイスを与えます。間違ってもそら、ごらんなさいなどと言って、やる気を失くさせないことです。
計画の内容は、はじめは、ちょっとユッタリしすぎたかな、と思われるぐらいのほうがいいと思います。また家庭学習については、四日五日につき一日程度の予備日を設け消化できなかった分は、この日にまわすようにしたらいかがでしょう。


教育による能力は全体の能力からしたら小さい反面
教育による能力は全体の能力からしたら小さい反面

教育にしてしまえば

子どもからの反発に会うとつくづく情なくなりある日むろん予定どおりに進んでいれば、この日は晴れてのんびり遊べるわけで、励みにもなります。
そうこうしているうちに、だんだん計画どおり規則正しい毎日が過ごせるようになり余裕がでてきたら、もう少し盛りだくさんなプランへと進めていけばいいでしょう。
っていない、
集中力のない子供には【禁句】
さあ、机に向かって教科書を読みなさい。
鉛筆で遊ばないで、ホラ背中が曲がってるし【名句】十分間でここまで読めるかやってみよう。
できたら偉いわよ

落ち着きがなく、三十分と机の前に座っていられない-思うように子供の家庭学習が進まない時、その原因としてお母さん方があげる、もっとも代表的なものの一つです。落ち着きがないとは、言い換えれば集中力がないということです。
子育ての上ではなかなか大切なところですそんなわけ母親以上に細かい私が長年、中学·高校で教えてきた経験から言っても、勉強ができるできないを左右する重要なポイントは、やはり集中力です。本当によくできるな、と思う生徒は例外なく優れた集中力の持ち主なのです。むろん勉強の面だけではなく、何に関しても集中力があるということが、非常に良い要素になるのは言うまでもありません。
美智子さまが、浩宮さまの養育に当たる私たちへの注意点をいくつか綴られた、いわゆるナルちゃん憲法の中に、できるだけ1つのもので遊ばせるようにという1項があり、美智子さまがいかに早くから集中力の訓練を心にかけておられたかが分かります。
どんなに落ち着きがないように見える子供でも、本当に自分が好きなことをやっている時は、お母さんの声もいっさい耳に入らないくらい熱中しています。幼児期ならナルちゃん憲法にもあるように、何かに熱中している最中には、なるべく中断させたり、他のもので注意を引かないようにしてください。

子供も不安になるものです。

これが集中力を養う第一歩です。
学校へ通うような年齢になれば、好きなことだけに熱中していればいいというわけにもいきませんから、今やるべきことに全注意を向ける、つまり集中力の使い方を覚えさせなければなりません。ここでしばしばお母さんが失敗するのは、落ち着かない子供にイラつくあまりちゃんと本を見なさい体を揺らさないでホラ姿勢が悪ぃなどと、次々に注文をつけることです。これが、ますます子供から落ち着きを奪います自分からは集中できない子を勉強に向かわせるには、おやつを食べ終った、テレビを見終ったなど、気持ちのくぎりのいい時を見計らって、具体的な時間と目標を示し十分間で教科書のここからここまでを読んでごらん
とだけ言ってください。あとは黙って見ています。時間は短いほうがよく、十分間頑張ったらよくできたねとほめ、休憩を取るのです。これを少しずつ伸ばし、一時間に達する頃には、自分でもかなり集中力をコントロールできるようになっているはずです。
子どもは真っ正面から努力することの他


中学生は二八パーセント。
中学生は二八パーセント。

子供たちの中で遊ぶということがあまりありません。

暗記力と理解力の関係【禁句】「どうしてこんなことも憶えられないの。
とにかく丸暗記すればいいんですよ」
【名句】「こういうふうに考えていけばよく分かって早く憶えられるようになると思うわ」
いわゆる丸暗記なる勉強法があります。どういうわけか、これが好きなお母さんがいて、いくら理論を説明しても子供が理解できないと見てとると「いいわ。じゃあ、とにかくこれだけ丸暗記しちゃいなさい。必ずテストに出るからね」
などと教えています。
勉強に暗記は大切です。知識は実際に記憶していなければ、何の役にも立ちません。しかし何を覚えるのか、どんな事柄に丸暗記がふさわしいのか、ここを間違えると、せっかく苦労して暗記しても無駄ということになりかねません。

先生のおかげ