子どもたちもそれに応えて

母さん聞いてくれてありがとう

【名句】マンガにもいいお話があると思うけど、今度はお母さんが感動した本も読んでほしい
何を読んでいるのかと思ったら、またマンガなの。そんなくだらないものにばっかり夢中になってないで、たまにはタメになる本でも読んだらどういつもそんなふうに叱られているメグミちゃんは、普段は唇をとがらせながらも、しぶしぶマンガ本を閉じるのですが、よほど不満に思っていたのでしょう。ある日のこと、マンガ雑誌やマンガ本を両手にいっぱい抱えてきて、こう言いました。
「お母さんはくだらない、くだらないって言うけど、読んだこともないのに決めつけないでよ。これはみんな、私がすごく感動したものばっかりなんだから」
その表情があまりに真剣なので、お母さんは少しばかり圧倒されてしまったそうです。
子供がマンガやテレビに熱中していると、そのぶん勉強してくれればという気持ちも手伝って、ついそんなくだらないものと言ってしまいがちですが、それらの中にも優れた作品があるのは事実です。やみくもに禁ずるのではなく、メグミちゃんのようにこれはいい話なのよと子供から言ってくるのであれば、一緒に見たり読んだりしてあげてはいかがでしょうか。
教育的状況ではないだろうか。

母親だったのがだんだん大きくなる

勉強したい

たとえ結果的に大人の目からは面白いと思えなかったとしても、子供が今どんなことに興味を持っているかが分かりますし、内容について親子で話し合ってみるのもいいと思いますとは言え、マンガやテレビばかりでは、やはり心配でしょう。考える力や豊かな表現力を身につけさせるためにも、ぜひ活字に親しませたいところです。単にこれはダメ。
こっちを読みなさい
と押しつけたところで、子供にとっては苦痛なだけですから、今度は、お母さんがすごく感動した話を、あなたも読んで欲しいわ
などと水を向けて、少しずつ良いものを与えてゆきましょう。本当にすばらしいものに出会った時、子供は自然にそれ以下の存在には興味を示さなくなるものです。
また、子供が本を読んでいる間は、お母さんもそばで、自分のための読書をすることをおすすめします。
たまには名作を読んだらどう?と言っているお母さんが、週刊誌の芸能スキャンダルばかり読んでいるのではお話になりません。
時間や曜日を決めて、家族全員で読書会をやるのも大変結構です。


小学校六年のとき
小学校六年のとき

子どもの心情をくみ取りながらはずしてやることだ。

保育園年中組の京子ちゃん。そして自分の読んだ本の内容を紹介し合ったり、互いに感想文を見せ合ったりできれば最高だと思います。
ただ読むだけの読書で終わらせないために【禁句】「あら、もう読み終わったの。
偉いわね。
じゃあ、また買ってあげましょうね」
【名句】
読み終わったの。
どうだった?
どこが面白かった?
子供を何とか読書好きにしようと、新聞、せっせと本を買い与えるお母さんがいます。
り効果は望めません。せっかく買った本も、けです。
雑誌の書評や学級だよりの読書案内を見てはけれども、ただ点数を増やすだけでは、あま本箱の隅でむなしくホコリをかぶってゆくだ読書の習慣をつけさせるには、まず子供が一番興味を持っている分野の本からスタートしましょう。
子どもに向き合うかが問題なのです。中学校で学んだのですが特に公立必ずしも世界名作全集の類いでなくて構いません。たとえば星やロケットが好きなら、子供向けの天文学の本ですちょっと難しくてとっつきにくいようでしたら、子供にもページを見せながら、最初はお母さんが読んであげます。もともと興味のある話です。内容について質問してきたら「えーと、あ、それはここに書いてあるわ。短いから、ちょっと読んでごらん」
と、だんだん自分で読ませるようにするのです。
こんなお気に入りの本を買い与えるのは、誕生日やクリスマスなどの節目が良いでしょう。ワクワクする特別の日に買ってもらったものは、普段より何だか価値があるような気がします。それも一緒に本屋へ連れて行って、どの一冊にするかを親子でじっくり相談して決めましょう。

子どもをだますことにすっかり慣れっこになっていて

値打ちも倍増するというものです。
少しずつでも読むようになったら、ここでぜひ注意したいのは、決して読みっぱなしにさせない、ということです。その意味でも、新しい本をあまり次々と与えすぎるのは感心しません。まだ読み終わらないうちに次の一冊を与えるなど論外です。
読書がなぜ心の糧になるのかを考えてください。本を読むことによって、何かを感じたり考えたりするからです。感激のまったくない読書なら、無意味です。
母さんの姿がそこここに見られます。


母の手がある
母の手がある

子供に落ち着きを失わ

ですから子供が一冊読み終えたら、何を感じたか考えたか、一言でもいいから必ず感想を求めましょう。
また書くことは、読むことと同じく、情緒を豊かにし、考える力をつけるのに大切ですから、感想文を書かせるのは、なお良いことです。長くなくてもいいのです。低学年なら「面白かった。途中ちょっと可哀相だったけど、最後は幸せになって良かったと思います」
この程度の簡単なものでも結構です。そして子供の感想文には、忘れずにお母さんが赤鉛筆で返事を書き添えてやり、その上で次に読む本を与えましょう。
良いものと悪いものを見分ける力を【禁句】
この番組はとてもためになるのよ。
そんなくだらないのを見るなら、こっちになさ【名句】「その番組、どんなところが面白いの?
そう、でもお母さんはこう思うのよ」
一般に子供はテレビやマンガが大好きです。親にとっては悩みのタネの一つでしょうがそれらのすべてが悪いわけではなく、テレビ番組にも感動的なもの、くだらないものがぁり、マンガにも名作と駄作があります。

育てるという大切な役割を持っているのです。